2年前に保護施設からリンと言うネコを迎え入れました。
家に来てしばらくするとタオルや布製品、洋服を気がつくとあっという間に嚙み切って穴を開けてしまうように。
ある日タオルケットを広げてみたら、所々に穴が有り、愕然としました。急いで病院に行き診察してもらい、相談。
そこで初めて「ウールサッキング」と言う言葉を知りました。
獣医師からは「早くに母親と離れたネコに多いこと。ほとんど治るのは難しい。何も置かないこの子だけの部屋を作るか、ケージに入れて人が見れる時だけ外に出したあげるしかない」とのこと。
「それにもう、これ、やられちゃってるよ」と言われ、見るとキャリーケースの中敷きがここに連れてきた少しの時間ですでに齧られた跡がありました・・・
子猫にとって毛布やタオル、安心できる隠れ家で過ごす事が大事だと思ってましたが、それが出来ないことに大変ショックを覚えました。
リンは施設の人からもおとなしくて人見知りするから先住ネコが居る家庭が良いと言われていました。
家には7歳になるネコがいて施設の人からもお墨付きでした。
来た当初からリンは人見知りとは分からないほど、すぐに名前を覚えて呼ばれると赤ちゃんネコのような声で返事をしながらこちらへやってきます。怖がりで病院へ連れて行くと食事も喉に通らなくなりますが、とても頭が良く子犬のように繊細です。
こんな繊細な子をケージにいれておくなんて・・・と病院には何度も相談しました。
病院で飼っているネコもケージで、職員が見れる時に出してあげてるけど問題無いよとリンだけの部屋を作るのは家のスペース的に無理な為、出来るだけ大きい3段のケージにしました。
ケージにはネコの好きな小さめの箱のような隠れられる場所がない。
そこで、アクリルで作ることを思いつきました。
中に納まる位で中から様子がわかる位、小さな窓を作りました。
リンはアクリルのおうちを気にってくれた様で寝るときは必ずそこで、びっくりした時も逃げ込んだりして、居場所になってくれているようです。
今は家族が見れる時の出してあげてなるべく声をかけて遊んでいます。